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◎・・・・連載
*・・・・成人向け(タイトル横)R18以上はPASS制
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・宇宙怪獣ステファン #1・・・・その1
【高×土 ◎】*現代設定の総督と副長の日常デート。
真昼間だというのに無防備な高杉に今日もまた副長の苦悩が始まります。そして今日に限ってあの(普段は)主人公な3人と空気を嫁ないあの男に遭遇。この最悪な状況で副長はどう乗り切るのか?!そして高杉は。。
※この話には残念な高杉しか出てきません。文句は読む前に海に向かって叫んでから読むことをお勧めしたい。
海がなかったら山。山がなかったら川。警察の前では捕まります。自己責任でお願いします。
自販機の銘柄を確認して土方はボタンを押す。
音をたて出てきた箱を拾い中腰になった時、後ろから低い声で呼ばれた。
(・・・・まさか、こんな昼間から?)
恐る恐ると振り向けば案の定、高杉が立っていたのだ。
まだ陽は高い。明るい時間に出てくるなんてこいつはバカだろうか・・・!
「くくっ、よォ、土方ァ」
屈託のない笑みでいつものように口の端を曲げて嗤っている。
笠も被らず、無謀すぎるだろ・・・!と小さく怒鳴ると、そうか?と本人は至って何も感じてない態度が余計土方の神経に障る。
こっちは会える日も時間も慎重にしているのだが、こんなに堂々と出没されては気を遣ってやる努力も殆ど台無しだ。
・・・・一応、自分達の立場は互いをよく知る上で関係を持っている。
真選組の副長とテロ危険人物である鬼兵隊の総督が真っ昼間から顔も隠さず、親しい会話をしている・・・、なんてことが誰かに見られたりしたなら翌朝の新聞の一面にでかく取り上げられてしまうだろう。
今やマスコミの情報は真選組も手を焼くほどネズミのように素早く、抑えられるものではない。
高杉だってそれくらいは責任を持て、と何度も言っているつもりだった。
「そうか、じゃねェよ!!」
あれだけ口酸っぱく言ってきたつもりなのに。というお母さんのような小言を再び高杉に浴びせるが、いたって平然とした顔なのが無性に腹が立った。
「いいじゃねェか、お前に会いたかったんだから。」
「だ、だからって時間帯を考えろ!」
「土方ァ、・・・・だめかァ?」
「・・・・・い、いやだめっていうか・・・。ちょっとくらいは傘とか・・・被って・・こいよ?」
かと思っていても、こうして突如言われた言葉にどうしてもダメとは言えない土方は高杉のペースにいつも流されてしまうのであった。・・・が、今日は特別に「危ない」と思ったのは遠くに例のあの3人の姿が見えたからだった。
「・・・・・・!!・・・と、とりあえずこれでも被っとけ」
****
丁度その頃、桂は店の呼び込みの教育担当をしていた。
新しく入った新人の声出し教育を頼まれ、断れずこれも攘夷活動のうちだと渋々承諾したのだが、
指導をしている内にどうにも力が入りすぎていることに、彼自身気付いてはいなかった。
「はい!そこ!!JOY!叫んで見なさい!!」
「違――――ッう!!何度言ったらわかるんだ!!ほらもっと腹に力を入れて!!」
指導が段々違うものとなっていく中、しばしの休憩を取ると行ってその場を後にする。
「はい!先生は、トイレに行ってきます!引き続き練習するように。・・サボるんじゃないぞ。」
休憩をすませ、研修先へと足を運んでいた途中のことであった。
彼方の方角にエリザベスの姿が見えたのだ。
「ん・・・・。あれは・・・!エリザベスではないか!!」
(?・・・どうしてエリザベスがこんなところに?)
確か、今日は「野暮用だ」とかいって行き先は教えてくれなかったが、、、
なんだエリザベスの奴水臭いじゃないか。俺に隠しごとなんかして・・・。
そう思いながら近づくと、視界に入ってきたのは、あの真選組の土方だった。
**
「あれぇー、こんなとこで何してんだおい」
「あ、土方さん、こんにちは」
「エリーと一緒に何してるアルか?」
(よりにもよってェェェこの3人だとは・・・・!)
どうしてこんな時に・・・。彼らの存在はマスコミよりも達が悪いと言えた。
しかもよりにもよってこんな日に!
・・だから俺が何度もその身を忍ぶよう口酸っぱくお母さんもしくはお父さんのように言って聞かせてきたというのだ。
こんなことが起こってしまうかもしれないときの為だった。だが・・・、今が現実になってしまったのだ。
・・・だが、しかし!!土方にはまだ奥の手があった。
こんなことで関係をバラされるわけにもバラすわけにもいかない土方は、
咄嗟の策を高杉にさせていたのだ。
外見を晒せば正体をバラす事となり、土方と高杉の関係も周囲に知らしめてしまう事になりかねない。
・・・・だが。
これならばっちり頭から足元まで隠れている。・・・・完璧じゃねェか!
どうしてこんなものを土方が持っていたのかというと、
先日不逞浪士を捕まえた際、持ち物に入っていたのだ。
聞けば最近流行りのものであるらしい。
土方はそれを広げて確信したように頷いた。
・・うん、これ、かわいいじゃねェか!あいつ気に入るかどうかわからねェけど・・・き、着せてみる価値はある!
――それは、いつかの機に土方が高杉にプレゼントしようと密かに思っていたものだった。
そんな中、高杉はこの状況を理解しているのか?、と隣の高杉をちらりと見やる。
確かに高杉にはプレゼントしようと思っていたものだが、まさかこんな機に、しかも咄嗟に被せるとか想定外だった・・。
こんな無理矢理に着てもらうより2人きりのときにちゃんと渡したかった。
でも、これがあったからこそ今ピンチを免れたのだ。
しっかりと足まで隠れているから多分万事屋にはバレてないだろうと・・・思うが・・、
高杉の承諾もなしに頭からばさりと被せてしまったが・・・。
(すまねぇな高杉・・・いきなり視界が遮られる形になっちまって・・・)
土方は不甲斐なさを感じたが、こればかりは相手が悪い。
連中にみつかったら大変なことになるのは目に見えている。
視界はきっと乏しいに違いないがきっと目の部分の小さな穴から見えているに違いない。・・・と信じようと土方は頷く。
土方の日頃苦労の思いが通じたのだろうか?そんな中、高杉は左右についた小振りの手をぱたぱたと動かしていた。
本当は違う形でちゃんと渡したかったのは山々だったが、まあ・・・でも高杉が自ら被ってくれるとは限らないだろうな。
これもひとつの俺からの贈り物だとして・・・そして今は俺たちの仲をばらさぬ様になんとかピンチを抜け出せる唯一の策なんだ。
ここはひとつ最後まで付き合ってもらわねば。
この外で起こっている緊急な事態をどう高杉なりに把握しているか土方にはわからなかったが、
土方が心配そうに見守る中、・・・ずっと高杉は、その左右についた小振りの両手をぱたぱたと動かしているようだった。
(よ、よし・・・ここは、ひとまずはなんとかなりそうだ・・・と今は信じるしかねェ。まんまと万事屋3人組はうまく誤魔化せるだろう。・・・うまくいったな!)
土方は隣にいるステファンを被った高杉の動きを見ながら安堵した。
・・・・はずだった・・・・。
「き、貴様は・・・・!!」
これでうまく誤魔化せるものとして事なきを得ようとしていたのもつかの間だった。
どこか聞いた事のある声に土方は顔を青くさせ振り返った。
(・・・・?!!・・・なっ)
「お前、誰だ?!」
長髪の男である。赤い蝶ネクタイをつけベストを着ている。・・・?
だ、誰だ、こいつは・・・・?!
俺はこんな男なんか知らない。また新たな厄介な者が来てしまった――というのか?!
(次から次へとなんなんだ一体・・・!!)
土方はこの厄介者に威圧をかけ追い払うような凄みのある睨みを利かせた。
**
「おいおい、やべーよ」
「ど、どうすんですか銀さん、桂さんと土方さん遭遇しちゃいましたよっ」
銀時と新八がやけに青い顏をして小声で話していた。
そんな中、神楽は目の前にいるステファンを指でつっついていた。
「ねー銀ちゃん、なんでエリーと黒マヨが一緒にいるアルか?」
「シッ!神楽黙れ!その名を呼ぶンじゃねー!」
「そ、そそそそうだよ危ないって!!」
「・・・ん?なんでアルか?」
「いいからその口噤ンどけ!いいかぜってー口にするなよ!」
「なに焦ってるネ?銀チャン」
しかし桂はそんな万事屋3人の心配など気にしてはいなかった。
今の桂は、相手が真選組の土方だということを充分承知していて、
しかし自分は変装している為こうして堂々と対峙していたのだ。
だが、実際の外見は変装といえるような重装備ではなく、普段着ている和服から洋服に変わっただけの、
店の呼び込みをしている時の従業員服でしかない。
店内の呼び込み研修を承り、指導する中でトイレ休憩の際、彼方にエリザベスの姿を捉えた。
今日はなぜか行き先を言わないエリザベスがなぜ・・?という疑問があったが、
彼の姿にすっかり研修なんぞは忘れ、近づいたところ
なぜか隣にいたのはあの麗しき敵・真選組の土方十四郎であったのだ。
けれども土方の方もいたって、それを『桂』だとは気付かなかった。
土方の知識の中には、こういう男は知らないものだと認知していた。
そして本来は2人の強敵同士である男達だったが、
それは単なる『ただ無知なだけ』の土方に『勘違いしている』桂は誇らしげな表情を見せているのであった。
(フッ、どうやら私の変装は完璧だったな・・・。こやつはバカ!だから何も気付かないのであろう。いや、私の変装が完璧だからか?)
そんな脳天気なことを思っていることなど土方は知らない。
桂自身変装はうまいと思っているが、事実そうではなく、
ただ土方の『認識』だけの問題であった。
土方の前に立ちはだかる男(桂)の誇らしげな笑みが癪に障るが、そんな顔をされることすら記憶にもない。
そして、この男の言動も土方には理解不能であった。
「貴様、私のエリザベスになんてことを!!!」
「・・・エリザベス・・・?なんだそれ?」
「貴様ッ、エリザベスを知らぬというのに一緒にいるというのか?」
「???」
どこかで見た事のある顏だが・・・。・・きっと、気のせいに違いない。
あの『桂』に似ている、ようだが・・・。
のこのこと日が高い内から出てくるはずがない。ましてや自分を真選組だとわかっておきながら、だ。
(・・・・・まあ、人のことは言えないけどな)と思いつつ
隣で未だ手だけを動かしている高杉(ステファン)にちらりと目を送った。
そしてこの長髪男は・・・明らかに誤解している!
これはエリザベスというわけのわからないものなどではなく『ステファン』なのだ。
中には高杉が入っている。
エリザベス・・・という名を聞いた事はあるが実際はよくわからない。
・・・もしかしてあの、白くて壁のようなはんぺんなのだろうか。
あの『桂』という男がよく隣につれて歩いていたりするアレ・・・か?
確かあいつは前も後ろもわからぬ得体の知らない化け物だった気がする・・・。
しかし桂がこんな真っ昼間に姿を現しているはずがないのだから、
似たようなモノが他にもいるんだろう。
もしいたとしたらすげェ気持ち悪い化け物がうようよこの日本に徘徊している・・だと?!!こ、こっ怖すぎだろォォォォ
お・・・おのれ!天人め!・・・あ、あんなものが・・・・。
だ、だが、あんな得体の知れない生物よりも、ステファンの方が断然かわいいに決まっている!!
この長髪男の怒っている意味がよくわからないが、・・・しかしこのままでは。
いくら姿を隠したといっても隣にいるのはあの高杉である。
前にも後ろにも厄介な者達がいる以上、なんとかこの悪状況を打破しなければと土方は焦っていた。
「お、おい!よくみろよ。こいつは『ステファン』なんだよっ!」
土方はぐいっとステファンを強引に引っ張ると胸の名札を桂に見せた。
『宇宙怪獣ステファン』
そう名札には書かれていた。
それをみて桂はうーん、と唸り、何度も後ろも前もまじまじと確認した。
そして諦めがつかないような不審な目で見ながらも最後、
「よくこんな気持ち悪い生き物と一緒にいる」などと陰口を叩いた。
(いや、お前のそれも同じじゃねーのかよ?!!でも明らかに俺のステファンの方がかわいいけども!!)
ステファンは陰口を叩かれても屈伸運動のような動きで上下ぴこぴこ動いている。
小振りの両手も振るのも忘れていない。
この悪循環の中で唯一、健全なる動きをしているステファン。そんな彼を見て、土方は気付いた。
も、もしや・・・これは・・・!!
(・・・も、もしかしてステファ・・じゃなかった。た、高杉は・・・、ステファンになりきろうとしている・・・?!!)
土方は高杉のその必死の努力に感動して涙ぐんだ。
これまでに何度も口を酸っぱくして言い続け、
そしてまさか、・・まさかこんな場所でまさか長年の想いが、ここでようやく花開いたのだ・・・!と。
土方は日頃から常に朝でも夜でも突如現われる高杉に少しは気を遣うことをしろ、などと
しつこく言い聞かせてきたのだ。
今回の件もそうであったが人目を気にせず堂々と街を歩く高杉にはこちらとてやりきれなく目に余るものがあった。
そんなあるとき土方は考えた。
どうしたら自分の言い分は通じるのだろうか?と。
これまでも試行錯誤してはきたが幾度考え伝えても、本人に伝わらなければなにも意味がなかった。
けれども今、ここで土方の思いはようやく通じたのだ。と歓喜した。
途中あまりに言うことを聞かぬ高杉に手を焼き、投げ出したくなるのを押さえていたがもう我慢の限界にきていたのは確かだ。
けれど情に絆されていつもあんな調子でも高杉のペースに乗ってしまう。
それでもいつかはやれると思って信じていたのも確かだった。
っていうか、もうこれは・・・。
ステファンは高杉なんじゃないか?ってくらいなりきっている・・・というのか?!
だ、だってさっき名前もちょっと言い間違えてしまったぐらいステファンだったし、
そもそも本来のステファンという生き物がどんな行動するかなんてよく知らないけど、きっとかわいいに決まってる!俺が認めたステファンなんだからな。
最近の流行だとも言うし、あのエリザベスなんかより断然かわいいに決まっている!
あんなものはんぺんみてェなもんが世の中ゴロゴロいたら気持ち悪ィけど、ステファンならいっぱいいてもかわいいに越したことはねェ!
だが、俺のステファンはお前だけだぜ高杉!オリジナルのステファンがいたっていいじゃねェか!
(やればできる子だぜ、晋ちゃん!!)
土方は今すぐ抱き締めたいのを我慢して、心の中で「頑張れ!」と熱い声援を送っていた。
***
銀時と新八に口止めされたが理由がわからず、
どうして自分だけ仲間外れにされるのかを聞いても2人は目を白黒させ口を噤むばかりだった。
それにさっきからこのエリザベスに似た白い塊はぴこぴこと動いている。
しかし・・・、どう見てもその動きにはキレがないように見えた。
前にペットを自慢する番組で定春と対立した時のエリザベスはもっと動きのあるペットだったからだ。
今、目の前にいる塊はさっきから同じパターンの動きしかしていない。
いつもならヅラの隣でお決まりのようにいるはずの生き物なのだが・・。
しかし今回はなぜかあの真選組の黒マヨの隣にいた。神楽は不思議アル・・・と首をかしげた。
(おかしいネ。エリーは確かヅラと一緒に真選組に追われていたはずじゃなかったアルか???)
土方が“ステファンだ”と桂に説明していた時、
神楽は銀時と新八に固く忠告を受けていた為、土方の話など耳に入ってはこなかったのだ。
「銀ちゃん、こいつホンモノあるカ?」
神楽は白い塊を指差し銀時に訊く。
「え?知らねーよ。ステファンとか言ってたぜ。ステファンってなによ?」
同じく首を傾げる銀時に神楽が告げた。
「ちょっと確かめてみるアル。」
神楽には・・・・・“ちょっと” のつもりだったかもしれない。
だが、それは腹にストレートで入り、真に受けたステファンはガクンと膝を落とした。
「ぐ、ふっ」
土方がタカステファンに歓喜していた頃、彼の目前にてステファンの中から声がし、
目に飛び込んできた光景はまるで阿鼻叫喚地獄絵図へと一転した。
ステファンの腹の部分がぽっこりと凹み、更に中から唸るような声がした。・・・・
というので神楽たちの警戒心が一気に強くなってしまったのである。
「・・・・ぎ、銀さん・・・今、ぐふって聞えませんでしたか?」
「し、しししし知らねーよ。・・・え、だってこれ人、入ってんの?そ、そ、そんなんあるわけねェだろ?き、き、気のせいだよきっと。なァ、神楽?」
「・・・銀ちゃん、今コイツ殴った時に微かだけど泣くような声が聞えたネ。」
「「・・・・・!!!!」」
(・・・・・!!た、高杉ッ―――!!!!)
だが、しかし!それでも尚、ステファンは・・弱々しくぴこぴこ動いていた。
さらには左右の手を小刻みに動かしていたのだ。
だが、土方は気付いてしまった。
(・・・・い、いや、動かしてるんじゃない・・・!それは、きっと・・・・。)
(ご、ごめんな高杉!!お、俺が、俺が悪かったァァァ・・・!!!!高杉・・・お前は・・・・泣きたいほど、震えているんだろう?)
これは高杉の決死のアピールだ!と土方は、咄嗟に思った。
あのしょうがない高杉が、あのどんなに言っても訊かぬ高杉が・・・ようやくステファンに、
この俺との関係を必死に護ろうとする姿勢を、今まさにステファンに!!俺だけのステファンに!
なりきろうと努力していたというのに・・・!!!とんだ邪魔者たちの所為で・・!!!
土方は振り返りキッと強い眼差しを向け、決死の覚悟を決めたのだった。
「こいつは、俺のステファンだっっ!!!!」
「え、ちょっとそんなに怒らなくても・・・。なんでそんなに必死なの?!」
「何を言う!これは私のエリザベスだ!」
熱り立った土方はステファン杉に抱きつくと、銀時たちは苦笑いをしたが、
その発言により反対に火がついたのは、桂だった。それを新八が止めようと必死になっている。
「・・う゛っ」
両者ともに強く、抱き締められたステファンは小さく唸った。
まだ腹の痛みが堪えているのだろう。未だ腹の部分がぽっこり凹んでいた。
(あのチャイナ、どんだけ力強く入れたんだよ!)
神楽の超ド級右打ちストレートが、そのまま拳の形もわかるほどぽっかりと凹んでいる。
しかしそんな中でも土方に「ぎぃぃゆぅぅ」とちょっと苦しい体勢のまま抱き締められながらも、
それでも尚、屈伸運動を懸命にしようとする姿勢は変えてはいないようだった。
やっぱり小振りの両手も未だぱたぱたと動かすことをやめてはいない。
だが、そんな彼の足は案の定ガクガクと震えていた。
(た、たたた高杉ッッ・・・・!!!)
土方の涙腺はもう限界になりつつあった。
その2へ続く。
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