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◎・・・・連載
*・・・・成人向け(タイトル横)R18以上はPASS制
*・・・・成人向け(タイトル横)R18以上はPASS制
・ステキないやがらせ
【銀×高】
*一国傾城篇より 『258話 殿中でござる!!』より。
~もし、佐々木に渡された携帯がスマホだったなら~
注意※途中、管理人の美術2な絵が入ります。なんでも許せる方のみご閲覧ください。
江戸城の廊下にて、見覚えのある背を見つけた。
(・・・あれは)
銀時に嫌な悪寒が走る。
「う゛ッ」と唸ったときには既に遅かった。
此方に振り向き、目が合いそして、銀時は顔を引き攣らせる。
「勝手に入ってこられては困りますよ。まあ・・・特別に今回は、見逃しましょう」
縁側に座った男の片手にはしかりと例のアレを握っていた。
そのあざとさは相変わらず、といったところだろうか。
一度見たら忘れられないその四角い顔。
眼鏡をかける意味はあるのか。そのじっとりとした目は死んでいるのかと思いきや
よく光りよほどの嗅覚もあるらしい。
黒い隊服の男たちよりも厄介だと思う。
なにしろ彼らは自称エリートだと言い張るのだ。
その役とは幕府の見廻組の局長。階級はエリート級のエリート。
それがこの男・佐々木異三郎である。
彼の口癖はいつも「エリートですから」と、皮肉とも思わせる口調であるのが
毎回癪に障るが、銀時はその者自体触れることを避けるように目を擦らす。
だが、既に彼の姿をその湿った目で捉えている佐々木は言う。
「私のメル友もいるみたいですしね」
過去、銀時が佐々木の口実に乗せられて条件付の依頼を引き受けたことがあった。
使用する携帯は既にアドレス登録はもちろんのこと、頼んでもいない佐々木のメル友扱いされ、仕事中だろうが迷惑メールの如く秒刻みで受信された。
普段携帯など使用しない銀時にとっては当然不必要なものであったが、
佐々木の強引なメル友への執着に、銀時はトラウマという形で残るほど痛い思い出として残していた。
そしてまだこの記憶も新しく、その1件から佐々木への思いはあまり良い印象はない。
佐々木は銀時にメル友だとはっきり宣言した後、こちらへ向かって歩き出した佐々木に銀時は目を反らしたまま廊下で擦れ違う。
その瞬時いつのまにかその手の中にあったもの。
20XXモデル最新型のスマホ。(・・・だ、と振り向き佐々木が言った。)
いつ渡されたのか、渡されていたことがわからないほど迅速だった。
銀時でさえ気づく暇もなく、完璧に鮮やかな手口だ。だがもう、うんざりだ。
しかしそれだけでは終わらず、
銀時の背後から、片手をあげ去り往く銀時に向かって声を投げた。
「ガラケーからスマホに変えました!」
「・・・ああ、そう」
口から溜息が零れる。別に、どうでもいい。いやほんと、どーでもいい。
例の件があっても、まったく凝りはしていないらしい。
あの依頼の時、受信しても返信もせず無視を通した銀時だったが、
第一メル友になった憶えなどないし、
こうして使いもしないものをまた手渡された。という意味もわからないくらいなのだが。
もしかして・・まだ、前回のことを引きずっているのだろうか・・・。
返さなかったのがそんなに寂しかったのか?
そう思った次の瞬間、まるで銀時に応えるかのように早くも察してか、
その手に握らされていたスマホが鳴った。
(・・・・・!)
着信音とともにメールのお知らせ。
画面の文字を読むと、こう書かれていた。
FROM さぶちゃん
Sub: おニューのスマホだお( ^ω^)
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
またぎんたんとメル友になるお(^p^)
いつでもメール待ってるお!
メールくれたらいいことも教えちゃうんだZO!
(・・・いいこと?)
最後の文だけに反応した銀時は、なんだろう?と考えたが思い当たる節はない。
躊躇していると・・・
「まずはメールしろ。じゃないと・・・コロ・・・」
「え、・・・は?!!」
聞き覚えのある声に乗せたまったくの不穏である返しに、銀時は目を見開いた。
鋭く光らせた刀を鞘から抜いた状態でこちらを睨む信女がいた。
「・・・ッ!!!い、いつのまに?!!」
彼女がいついたのかもわからなかった。・・・が、そんなことより今なんつった!?
「えええええ?!?!まだなんもしてねェェェェし!!!!つか、コロ・・・のあとなに言おうとしたの?!!絶対今殺スって言おうとしたよねえぇぇぇぇ!!!」
すると表情1つ変えず信女は言う。
「なんだ不服なのか。じゃあ手始めにその右手から斬るわ。」
「なんでそーなるの?!!人の話聞けや!!!」
ピローン
「ん?」
銀時のスマホにメールが届く音。
なんだ?とまた画面の文を読む。
FROM さぶちゃん
Sub ぎんたん、早く!!
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
メールするお。
メールするお( ^ω^)
ぎんたんはやくぅ、メールするお~\( ^ω^)/
まってるお~~~~~(´∀`*)ノ
「・・・・・・・。」
ピローン
・・・2回目。
「またかよっ!!」
FROM さぶちゃん
Sub コロ・・・スk
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
身近警護はノブたす だから
変なことしたら殺されちゃうお((((;゚Д゚))))ガクブル
気をつけてね\(^o^)/
「いや、もう既に殺されそうなんですけど?!!!つか別にィィ何もしてねェからァァァァ!!!」
(・・・ってあれ?ん・・・、まだなんかあr)
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
追伸:お風呂上りに耳を掃除すると 湿っている。
「ギャグマンガ日和かよっっ!!!!」
やっぱり前回同様、佐々木に振り回されている銀時。
そして今回も・・・・。また被害に合うのかと思うと、・・・正直気が引ける。
しかしこれも現実。
自分の前には、信女が未だ鞘に収めることはない刀をこちらに構え、銀時の監視を続けている。
・・・これ以上少しでも邪険な態度を見せたらこの女、本当に俺を殺るのかもしれない・・・。
実際のところ今はあまり時間などくれてやれる暇などない。
だが、勝手な誤解を解くにはなにが正解なのかわからなかった。
ま、まあ、ここは百歩譲ってでも・・・。(一応)付き合ってやるとしよう。
それにさっき最初のメールでの「いいこと」ってのも少し気になるし・・。
今は言われた通りメールを返信することにした。
(メール、メール・・・え、っとこれでいいのか?・・・送信、っと。)
銀時はスマホから佐々木へのメールを送信する。
一方、こちらでは佐々木のスマホが鳴りはじめた。
『♪さぶちゃんメールだお~さぶちゃんメールだお~( ^ω^)♪』
「やっと来ましたか。待ってましたよ」
さっそく銀時からのメールを読もうと開いた。・・・が。
FROM ぎんたん
Sub
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
<このメールに本文はありません>
「・・・・・・・・・」
何も書かれていなかったそのメールに終始無言になる佐々木。
そして彼は・・・・。

・・・そして彼はメールを返信した。
そして、その頃。。。

ある男が滞在するその一室にて。
窓際に置いていたそれを手に、男は画面を確認し、黙読した。
・
・
・
・
FROM さぶちゃん
Sub 大丈夫だお
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
空メールだったお
でもきっとぎんたん押しまちがえちゃったんだよね
でも大丈夫きっとうまく使いこなすことが出来るようになるお( ^ω^)
さぶちゃんもさいしょはスマホのことよくわかんなくて押しまちがえちゃったお
((以下略))
・
・
・
・
「・・・・・・・・」
そして男はしばらくの間沈黙し、やがて・・・手に持ったそれを・・・静かに、静かに畳に置く。そしてそして徐に・・・傍らに置いた刀を鞘から抜きだしたかと思えば・・・・
そのスマホを刀でブッ刺したのである。


「スマホなんて嫌いだァァァァァァァァ うわわわわぁぁぁぁぁぁぁああああ」
彼のもっとも悲痛な叫びがアジト全館を響かせた。
その男とは・・・そう、あの泣く子も黙る鬼兵隊の総督・高杉晋助である。
彼はメールを見るなり瞬時に把握してしまった・・・。
“明らかにこのメールが誰かと勘違いされ、自分のスマホに入ってきたのだ”・・・と。
そして・・・・
彼の中で飼われている(と言われる)自称・『黒い獣』が一気に暴発してしまったのであった。
・・・先月、高杉は佐々木との商談で最新型のスマホを譲り受けていた。
佐々木と高杉は密かにメル友であった。
しかし普段から使用する用途など・・・特になかった。
だいたい普段から持ったことがない癖に、いきなりスマホを持たされるわ、興味がないわ、
というのに佐々木に無理矢理にアドレスを交換・登録までされてしまったのだ。
高杉は「・・・興味ねェ」と、一度は断りはしたものの、佐々木の強引さに押され、それを1度許してしまった。
しかしそれを言いことに佐々木は更に強引に彼をけしかけた。
高杉は、他に佐々木しかメアド登録する者もメアドを聞いてくる人間もいなかった。
だが、そんな高杉にも初めてきたメールがあった。
それが今回の、このメールであった。
その、・・・記念すべき第1回目のメールが、よりにもよって佐々木からの誤送信メールだったのだ。
高杉は・・・、悲しみと悔しさと・・・なんか耐えぬ虚しさと、
(・・・わかってた・・・薄々、わかってた・・・けど)
それでもぼっちの心に耐え切れなくなり彼の心、もとい黒い獣が暴走し、スマホを刀で一刺しにしたのだった。
一方、その頃。
銀時は口を尖らせブーイング中であった。
「なんだよ!送ったのに、なんにもねーし。なんでィ、送ったらなんか教えてくれるんじゃなかったのかよ!」
最初はうざいと思っていた彼だったが、
いつしか佐々木にいくらかの期待をかけ始めていた。だがいくら待っても相変わらず佐々木からの返信はない。
同じ頃・・・・、佐々木もそれに気付いた。
(ん・・・?)
スマホの送信履歴をみる。(・・・ああ、これは・・・。)
「うーん、困りましたね。私としたことが・・・送信先、間違えちゃってました。これは・・・お詫びを入れねば・・・。」
メール送信履歴を確認すると『すぎたん』と表示された宛て先を見て佐々木。
これは失敬、と再び銀時にメールを送信した。
その頃、『すぎたん』は・・・・。

・・・・・荒れていた。
「俺は人間をやめるぞ○”○”-!!!オラオラオラオラぁぁアア」(←中の人ネタ)
「ちょ、やめてください晋助さまぁぁぁぁ!!!い、いったいなにをしたっていうんです?!!!!だ、誰かァァァ晋助様を止めてェェェェェ」
***
ピローン
「お!」
銀時のスマホが鳴る。佐々木からのメールだ。
なんだかんだと口では文句をいいながらも、ようやくと待ち望んだ佐々木からのメールからに期待が弾む。
気になる「イイコト」が待っている。
さて、どんなことかな?
FROM さぶちゃん
Sub ごめんお(´;ω;`)ブワッ
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
間違ってすぎたんに送っちゃったんだお(´;ω;`)
これ 教えるからメールしてね(^p^)
「・・・・・?!!なん・・・・だと・・・・」
銀時はメールの文中にある見覚えの名前を見つけ、そして目を見開いた。驚いた。
「・・・す、すぎたん・・?!・・・ってまさか!」
本文、そして下には「これだお(`・ω・´) ↓ 」
と書かれた顔文字と・・・そしてメールアドレスが・・・!?!?

(※「けーばん」でなく「メアド」でした(;/ω\)テヘッ)
「オイィィまじでかーーコレェェェェ!!!キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!俺は今から修造になる!うおおおおおお!!待ってろよ高杉ィィィィィ、今!会いにいくからなぁぁぁぁぁ」
銀時は廊下を来た方向へと走り出し、長き廊下をバタバタと五月蝿く駆けて行く。
そんな一部始終をみていた月詠は呆れた。
「・・・なぁ、あいつはさっきから何をひとりで騒いどるんじゃ。っていうかなにしに来たんじゃあいつは・・・!?」
背後を振り返り、ずっと黙って見ていた新八は眼鏡を曇らせながら言う。
「・・・さぁ、いつものことですよ。」
「どうしたというんじゃ?あんなに慌てて。まったく頭が沸いてるとしか思えんぞ」
「・・・ごもっともです・・・はぁ、春、・・・ですからね」
新八は吐き捨てるように一息、城内の桜を見ながら漏らしたので、あった。
・・・・完?
↓
此処より先は管理人の駄漫画がありますので重々お気をつけくださいませ。
これがほんとの嫌がらせ(重度)
~もし、佐々木に渡された携帯がスマホだったなら~
注意※途中、管理人の美術2な絵が入ります。なんでも許せる方のみご閲覧ください。
江戸城の廊下にて、見覚えのある背を見つけた。
(・・・あれは)
銀時に嫌な悪寒が走る。
「う゛ッ」と唸ったときには既に遅かった。
此方に振り向き、目が合いそして、銀時は顔を引き攣らせる。
「勝手に入ってこられては困りますよ。まあ・・・特別に今回は、見逃しましょう」
縁側に座った男の片手にはしかりと例のアレを握っていた。
そのあざとさは相変わらず、といったところだろうか。
一度見たら忘れられないその四角い顔。
眼鏡をかける意味はあるのか。そのじっとりとした目は死んでいるのかと思いきや
よく光りよほどの嗅覚もあるらしい。
黒い隊服の男たちよりも厄介だと思う。
なにしろ彼らは自称エリートだと言い張るのだ。
その役とは幕府の見廻組の局長。階級はエリート級のエリート。
それがこの男・佐々木異三郎である。
彼の口癖はいつも「エリートですから」と、皮肉とも思わせる口調であるのが
毎回癪に障るが、銀時はその者自体触れることを避けるように目を擦らす。
だが、既に彼の姿をその湿った目で捉えている佐々木は言う。
「私のメル友もいるみたいですしね」
過去、銀時が佐々木の口実に乗せられて条件付の依頼を引き受けたことがあった。
使用する携帯は既にアドレス登録はもちろんのこと、頼んでもいない佐々木のメル友扱いされ、仕事中だろうが迷惑メールの如く秒刻みで受信された。
普段携帯など使用しない銀時にとっては当然不必要なものであったが、
佐々木の強引なメル友への執着に、銀時はトラウマという形で残るほど痛い思い出として残していた。
そしてまだこの記憶も新しく、その1件から佐々木への思いはあまり良い印象はない。
佐々木は銀時にメル友だとはっきり宣言した後、こちらへ向かって歩き出した佐々木に銀時は目を反らしたまま廊下で擦れ違う。
その瞬時いつのまにかその手の中にあったもの。
20XXモデル最新型のスマホ。(・・・だ、と振り向き佐々木が言った。)
いつ渡されたのか、渡されていたことがわからないほど迅速だった。
銀時でさえ気づく暇もなく、完璧に鮮やかな手口だ。だがもう、うんざりだ。
しかしそれだけでは終わらず、
銀時の背後から、片手をあげ去り往く銀時に向かって声を投げた。
「ガラケーからスマホに変えました!」
「・・・ああ、そう」
口から溜息が零れる。別に、どうでもいい。いやほんと、どーでもいい。
例の件があっても、まったく凝りはしていないらしい。
あの依頼の時、受信しても返信もせず無視を通した銀時だったが、
第一メル友になった憶えなどないし、
こうして使いもしないものをまた手渡された。という意味もわからないくらいなのだが。
もしかして・・まだ、前回のことを引きずっているのだろうか・・・。
返さなかったのがそんなに寂しかったのか?
そう思った次の瞬間、まるで銀時に応えるかのように早くも察してか、
その手に握らされていたスマホが鳴った。
(・・・・・!)
着信音とともにメールのお知らせ。
画面の文字を読むと、こう書かれていた。
FROM さぶちゃん
Sub: おニューのスマホだお( ^ω^)
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
またぎんたんとメル友になるお(^p^)
いつでもメール待ってるお!
メールくれたらいいことも教えちゃうんだZO!
(・・・いいこと?)
最後の文だけに反応した銀時は、なんだろう?と考えたが思い当たる節はない。
躊躇していると・・・
「まずはメールしろ。じゃないと・・・コロ・・・」
「え、・・・は?!!」
聞き覚えのある声に乗せたまったくの不穏である返しに、銀時は目を見開いた。
鋭く光らせた刀を鞘から抜いた状態でこちらを睨む信女がいた。
「・・・ッ!!!い、いつのまに?!!」
彼女がいついたのかもわからなかった。・・・が、そんなことより今なんつった!?
「えええええ?!?!まだなんもしてねェェェェし!!!!つか、コロ・・・のあとなに言おうとしたの?!!絶対今殺スって言おうとしたよねえぇぇぇぇ!!!」
すると表情1つ変えず信女は言う。
「なんだ不服なのか。じゃあ手始めにその右手から斬るわ。」
「なんでそーなるの?!!人の話聞けや!!!」
ピローン
「ん?」
銀時のスマホにメールが届く音。
なんだ?とまた画面の文を読む。
FROM さぶちゃん
Sub ぎんたん、早く!!
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
メールするお。
メールするお( ^ω^)
ぎんたんはやくぅ、メールするお~\( ^ω^)/
まってるお~~~~~(´∀`*)ノ
「・・・・・・・。」
ピローン
・・・2回目。
「またかよっ!!」
FROM さぶちゃん
Sub コロ・・・スk
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
身近警護はノブたす だから
変なことしたら殺されちゃうお((((;゚Д゚))))ガクブル
気をつけてね\(^o^)/
「いや、もう既に殺されそうなんですけど?!!!つか別にィィ何もしてねェからァァァァ!!!」
(・・・ってあれ?ん・・・、まだなんかあr)
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
追伸:お風呂上りに耳を掃除すると 湿っている。
「ギャグマンガ日和かよっっ!!!!」
やっぱり前回同様、佐々木に振り回されている銀時。
そして今回も・・・・。また被害に合うのかと思うと、・・・正直気が引ける。
しかしこれも現実。
自分の前には、信女が未だ鞘に収めることはない刀をこちらに構え、銀時の監視を続けている。
・・・これ以上少しでも邪険な態度を見せたらこの女、本当に俺を殺るのかもしれない・・・。
実際のところ今はあまり時間などくれてやれる暇などない。
だが、勝手な誤解を解くにはなにが正解なのかわからなかった。
ま、まあ、ここは百歩譲ってでも・・・。(一応)付き合ってやるとしよう。
それにさっき最初のメールでの「いいこと」ってのも少し気になるし・・。
今は言われた通りメールを返信することにした。
(メール、メール・・・え、っとこれでいいのか?・・・送信、っと。)
銀時はスマホから佐々木へのメールを送信する。
一方、こちらでは佐々木のスマホが鳴りはじめた。
『♪さぶちゃんメールだお~さぶちゃんメールだお~( ^ω^)♪』
「やっと来ましたか。待ってましたよ」
さっそく銀時からのメールを読もうと開いた。・・・が。
FROM ぎんたん
Sub
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<このメールに本文はありません>
「・・・・・・・・・」
何も書かれていなかったそのメールに終始無言になる佐々木。
そして彼は・・・・。

・・・そして彼はメールを返信した。
そして、その頃。。。

ある男が滞在するその一室にて。
窓際に置いていたそれを手に、男は画面を確認し、黙読した。
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FROM さぶちゃん
Sub 大丈夫だお
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
空メールだったお
でもきっとぎんたん押しまちがえちゃったんだよね
でも大丈夫きっとうまく使いこなすことが出来るようになるお( ^ω^)
さぶちゃんもさいしょはスマホのことよくわかんなくて押しまちがえちゃったお
((以下略))
・
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「・・・・・・・・」
そして男はしばらくの間沈黙し、やがて・・・手に持ったそれを・・・静かに、静かに畳に置く。そしてそして徐に・・・傍らに置いた刀を鞘から抜きだしたかと思えば・・・・
そのスマホを刀でブッ刺したのである。


「スマホなんて嫌いだァァァァァァァァ うわわわわぁぁぁぁぁぁぁああああ」
彼のもっとも悲痛な叫びがアジト全館を響かせた。
その男とは・・・そう、あの泣く子も黙る鬼兵隊の総督・高杉晋助である。
彼はメールを見るなり瞬時に把握してしまった・・・。
“明らかにこのメールが誰かと勘違いされ、自分のスマホに入ってきたのだ”・・・と。
そして・・・・
彼の中で飼われている(と言われる)自称・『黒い獣』が一気に暴発してしまったのであった。
・・・先月、高杉は佐々木との商談で最新型のスマホを譲り受けていた。
佐々木と高杉は密かにメル友であった。
しかし普段から使用する用途など・・・特になかった。
だいたい普段から持ったことがない癖に、いきなりスマホを持たされるわ、興味がないわ、
というのに佐々木に無理矢理にアドレスを交換・登録までされてしまったのだ。
高杉は「・・・興味ねェ」と、一度は断りはしたものの、佐々木の強引さに押され、それを1度許してしまった。
しかしそれを言いことに佐々木は更に強引に彼をけしかけた。
高杉は、他に佐々木しかメアド登録する者もメアドを聞いてくる人間もいなかった。
だが、そんな高杉にも初めてきたメールがあった。
それが今回の、このメールであった。
その、・・・記念すべき第1回目のメールが、よりにもよって佐々木からの誤送信メールだったのだ。
高杉は・・・、悲しみと悔しさと・・・なんか耐えぬ虚しさと、
(・・・わかってた・・・薄々、わかってた・・・けど)
それでもぼっちの心に耐え切れなくなり彼の心、もとい黒い獣が暴走し、スマホを刀で一刺しにしたのだった。
一方、その頃。
銀時は口を尖らせブーイング中であった。
「なんだよ!送ったのに、なんにもねーし。なんでィ、送ったらなんか教えてくれるんじゃなかったのかよ!」
最初はうざいと思っていた彼だったが、
いつしか佐々木にいくらかの期待をかけ始めていた。だがいくら待っても相変わらず佐々木からの返信はない。
同じ頃・・・・、佐々木もそれに気付いた。
(ん・・・?)
スマホの送信履歴をみる。(・・・ああ、これは・・・。)
「うーん、困りましたね。私としたことが・・・送信先、間違えちゃってました。これは・・・お詫びを入れねば・・・。」
メール送信履歴を確認すると『すぎたん』と表示された宛て先を見て佐々木。
これは失敬、と再び銀時にメールを送信した。
その頃、『すぎたん』は・・・・。

・・・・・荒れていた。
「俺は人間をやめるぞ○”○”-!!!オラオラオラオラぁぁアア」(←中の人ネタ)
「ちょ、やめてください晋助さまぁぁぁぁ!!!い、いったいなにをしたっていうんです?!!!!だ、誰かァァァ晋助様を止めてェェェェェ」
***
ピローン
「お!」
銀時のスマホが鳴る。佐々木からのメールだ。
なんだかんだと口では文句をいいながらも、ようやくと待ち望んだ佐々木からのメールからに期待が弾む。
気になる「イイコト」が待っている。
さて、どんなことかな?
FROM さぶちゃん
Sub ごめんお(´;ω;`)ブワッ
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
間違ってすぎたんに送っちゃったんだお(´;ω;`)
これ 教えるからメールしてね(^p^)
「・・・・・?!!なん・・・・だと・・・・」
銀時はメールの文中にある見覚えの名前を見つけ、そして目を見開いた。驚いた。
「・・・す、すぎたん・・?!・・・ってまさか!」
本文、そして下には「これだお(`・ω・´) ↓ 」
と書かれた顔文字と・・・そしてメールアドレスが・・・!?!?

(※「けーばん」でなく「メアド」でした(;/ω\)テヘッ)
「オイィィまじでかーーコレェェェェ!!!キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!俺は今から修造になる!うおおおおおお!!待ってろよ高杉ィィィィィ、今!会いにいくからなぁぁぁぁぁ」
銀時は廊下を来た方向へと走り出し、長き廊下をバタバタと五月蝿く駆けて行く。
そんな一部始終をみていた月詠は呆れた。
「・・・なぁ、あいつはさっきから何をひとりで騒いどるんじゃ。っていうかなにしに来たんじゃあいつは・・・!?」
背後を振り返り、ずっと黙って見ていた新八は眼鏡を曇らせながら言う。
「・・・さぁ、いつものことですよ。」
「どうしたというんじゃ?あんなに慌てて。まったく頭が沸いてるとしか思えんぞ」
「・・・ごもっともです・・・はぁ、春、・・・ですからね」
新八は吐き捨てるように一息、城内の桜を見ながら漏らしたので、あった。
・・・・完?
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此処より先は管理人の駄漫画がありますので重々お気をつけくださいませ。
これがほんとの嫌がらせ(重度)
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